うぐう。右腕をドアノブにぶつけてしました。痛くて手首が手前に曲げられません〜。みみけ本の表紙の締切が切迫しているのに困った... それはそうと、缶ビールです。お店にいって「生ビール!中ジョッキで!」って頼むと水みたいにグイグイ飲めるのに、自宅で缶ビールをジョッキに注いで飲んでも、いまいちおいしくないです。業務用の樽と350ml缶に入っているビールが同じものだとしたら、味の差はビールアワデールの効果ということになります。業務用ビールアワデールは炭酸ガスの圧力でビールを押し出します。従って、元々のビールより炭酸ガス濃度は高いはずです。そうか、これが味の差に違いない(炭酸ガス濃度が高い方がうまい)!!と、とりあえず結論を出しましたが、これは全然間違いでした。 先日、飯屋で昼間っから生ビールを注文している若者(僕じゃないよ!)がいたので、業務用ビールアワデールをじっくり観察しました。まず、すごい勢いでビールを注いでジョッキから泡をあふれさせます。その時点で液体2:泡8くらいでした。しばらく待って泡がおさまってきたところで、静かにビールを注いで最終的に液体7:泡3くらいになりました。これを見ると...勢いよく注ぐので、実は炭酸ガス濃度は案外と低いのでは? さっそく実験です。缶から勢いよくビールを注いでおもいっきり泡をたてて飲んでみると...うまい!!店でジョッキの生ビールを飲むのと同じです!逆だったのです。こぼれないように缶からそろそろと注いでいるようでは、炭酸ガス濃度が高く、刺激が強すぎたのです。 では、うまい缶ビールのそそぎ方です。まず、冷やしたジョッキと缶ビールを持って流し台に行きます。そこで、ジョッキの上から思いっきり缶ビールをそそぎこみます。だいたい30cmくらいの高さです。これ以上高くあげるとジョッキにビールが入らないかも、という限界(かどうかは解りませんが)です。泡はあふれちゃっていいです。そのための流し台です。でもあんまりこぼすと飲む分が減るので、少し泡がこぼれたら泡がおさまるのを待ちます。この時点で缶にはビールが半分弱くらい残っていると思います。泡がおさまってきたら、やや弱めにビールをそそぎいで完成です。 2度目に注ぐときの勢い加減で炭酸ガス濃度を調整します。これは味の好みによるので自分で試してみてください。僕は2度目も泡をたてながら注ぐのが好きです。 はじめての時は、2度目も勢いをつけてそそぐと良いと思います。気を抜け気味にして、炭酸ガスの刺激が減るとどういう味になるのか確認するためです。気が抜け気味といっても、放置して気が抜けたビールとは違い、あけたて新鮮なので、断然おいしいです。 さあ、レッツチャレンジ!この技をマスターして、今日から君も人間ビールアワデールだ!! | |