DVDを買って「死霊のはらわた」を10年ぶりくらいに見ました。 こういうスプラッタ映画の感想を「笑った」「爆笑」と言う人がかなりいるのですが、どういう感覚をしているのかどうもよく解りません。ふつーの人が見たら「すごく恐かった」「トラウマになりそう」という映画なのに、DVDのライナーにも「みなさんもおおいに自宅で恐怖に絶叫し、笑いころげてください。」なんてことが書いてあります。 この人たちは何を笑っているんでしょう?メイクのアラや、荒唐無稽のストーリーを笑いモノにしているのか?とも考えたのですが、嘲笑しているわけではなさそうです。絶賛して「傑作です。大爆笑しました」なんて言っています。 「こ、恐くなんてないよ!は、ははは、いや、むしろ笑えた。爆笑、いやマジで」と、恐怖でオシッコちびりながら強がっているんだったら、かなりほほえましい光景のですが...それとも、交通事故や殺人事件を見ても「爆笑」しちゃうような種類の人間なのかしら?
ちなみに「死霊のはらわた3・キャプテンスーパーマーケット」はギャグ満載の娯楽映画です。 恐怖映画なのに「爆笑した」と言うマニアたちに辟易した監督が「よーし、そんなに笑いたいのなら、最初からギャグで作ってやる!」と考えて作ったんじゃないかと思います。その結果、極めて一般向けの、娯楽映画の傑作になったのですが、スプラッタ映画マニアはつまらない思いをしたと思います。きっと監督は「ざまみろ!」とほくそえんだんじゃないかな。 | |