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バンブルビー

ここのとこ目白推しのヒーロー映画の中ではもっも期待してなかったのがこれ。なにしろ、私の中でトランスフォーマーといえば、マイケルベイ。マイケルベイといえば、途中で寝てしまう映画。というイメージなのだから無理もない。それが、今回はスピンオフで監督が違うらしいと急に言われても。予告編を観ても、なんか今回は女の子が相手なんかなんかあざといなあという印象しか抱けず。ところが、聞こえてくる評判がいいもんで、ちょっと観てみようかという気に。おまけに先日、ニコ生のマクガイヤーゼミでトランスフォーマー特集があり、その中であまりにも出演者がおもちゃについて熱く語ったせいで、その中で紹介されたジェットファイヤーグリムロックを思わずポチってしまった。そんな少し興味が湧いた私が観た今回のバンブルビーは…

結局ハードルがあまり上がらなかったのもあるが、予想よりはずっとよかった。てか、ベイのじゃないトランスフォーマーってこんなにいいんだ!ベイ単位でいうと10000ベイくらい。なんだろうね。普通に変形の楽しさがあったり。愛があるせいかな。作りも丁寧で、安心して観れる。確かにあざとい部分はある。ロック少女(結局ロック少女だった)とオタクの組み合わせとか、またしてもの80年代ミュージック押しとか。ティアーズ・フォー・フィアーズはやりすぎ。そしてララランド、デッドプールに続き、またしてもTake on me。どんだけみんな好きなんだよ。しかしそれらはみんな映画の出来がいいので許してしまう。

(この先は一応ネタバレ注意)話は、E.T.だった。こんなにE.T.らしい映画はE.T.ぶりである。異星人を孤独な主人公がかくまうところ。だから皆にばれないようにするところでちょっとしたスリルが生まれる。地球の大人たちはみんな敵。主人公は親とうまくいってない。そして異星人は故郷の仲間に通信を試みる。しかし捕まり、一度は死んでしまう。で復活。最後は仲間がお迎えに来てお別れ。どう?似てすぎでしょう。ここまでやっても面白かったのでこれも許す。

主人公の女の子は、あざといけどナチュラルな感じでよかった。これもオタク向けで、途中でパツキンボディコンの女が嫌ーな役どころで出てくるのが、「俺たち、こっち側だから!」というメッセージ。