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手足口病にかかった

先週の3連休、初日は子供とサッカーをやり、2日目は子供とルヴァンカップ準決勝第2戦を観戦(結果は周知の通り。これについてはまた書く機会があれば)。3日目は家でゆっくり過ごす…はずだったが、なぜか出かけることに。ところがこういう時、体はふしぎと動かなくなるもの。きっと体の中に「お前やり過ぎ!」ブレーキがあるものと思われる。朝、いよいよ出かける直前になり、「あれ…だるいかも、これはキツいかも」。念のため熱を計ってみると36度9分。大事をとって、子供は相方に連れていってもらうことにした。

ところが、ここから熱がぐんぐん上がる。もう一度計ってみると、38度9分!こりゃあかん!この時点で既にダウン。夜家族が帰ってきてなんとか夕食はとったが、それ以外何をできるでもなく、やはりダウン。ダウンしたものの熱があるので寝苦しい一夜を過ごす。翌日、火曜日はわりと外せない仕事が入っていたが、あれだけの高熱でインフルエンザのうたがいもあるため、とりあえず病院で検査してもらうことに。

結果は…陰性。ほっとしたようなしないような。実は今週は木曜に仕事でビッグイベントが控えており、ここだけは間違っても外せなかった。したがって陰性でよかったはよかったのだが、逆にどうしても行けない理由ができなかったのもちょっとがっかりだったりする。まあこの日はいろいろ各方面に泣いてもらい、1日お休み。

水曜日は熱も下がったので出勤。ただ、相変わらずだるいし頭痛い。これは高熱の後遺症だろう。なんとか必要最小限の任務のみこなし、木曜に備え帰宅。の途中、右手中指の第1間接あたりに水膨れを発見。いつ火傷したっけ?まったく記憶にない。よく見てみると中指の他にも手の平や他の指にも赤い点が。しかも結構痛い。更に、左手にも同じ赤い点を発見。そういえば、さっきから足の指の付け根もなんだか痛い。と、ここまできてある疑念が。

「もしや…手足口病!?」

手足口病。保育園に足を踏み入れたことのある者なら、一度は耳にしたことのある病気。なにやら恐しい感染症らしい。が、詳しい症状や大人がかかるのかなどの知識は皆無。明日調べようと思いその日は就寝。

木曜朝。大事な仕事の日である。両手の水疱は更に成長し、足にも明らかに痛みが。ここに至り、重い腰を上げて検索するに至った。

「手足口病。ふむふむ…最初は微熱(時には高熱が出ることも)にはじまり、その後手や足や口に水疱ができる。水疱は3、4日後に吸収されなくなる。夏風邪の一種か。大人がかかることもある…と。これはほぼ確定だな。しかし出勤はどうしようかな?」

自分だけではこころもとないので、同僚に相談してみた。

「感染はくしゃみなどの飛沫感染。手洗いとマスク必須!」

…なるほど。これでいいならこれで押そう。

ということで、当日の大事な仕事はそつなくこなし、終わった後、仕事仲間たちのアドバイスに従い、念のため皮膚科へ。

「はい、手足口病ね。水疱はそのうち消えるから。治療薬とかはないけど保湿はした方がいいわね。出しときましょう。痛いでしょう?痛み止めいる?」

まさか。ところで先生、大人でもかかるものなのですか?

「結構疲れていたりするとかかりやすいみたいよー。風邪だから。あ、別に出勤は問題ないですから」

なんだ、心配して損した。大人の殺傷能力はたいしたことないということか。おれには十分あったけど。

…というのが、手足口病の顛末である。自分、ここ10年ほどインフルエンザにはかかっていないが、過去にも同様の状況で高熱が出たことがある。やはり体調の危険サインらしい。ちなみにその時は手足口病ではなかったはずである。

それにしても、うちの子供にまったく発症の気配がないのはどういうことか。潜伏しているのか?しかし園でも流行っていないしなあ。いったいどこで伝染されたのかは謎である。