サスペリア

実はダリオ・アルジェント版も観ていなければ、ルカ・グァダニーノの前作「君の名前で僕を呼んで」も未見。そういえばやたら女子率が高かったのは、レディースデイということだけでなく、前作のせいか?まあホラーがもともとそんな好きでない私だが、それでも見に行こうと思ったのは、この作品について評価が真っ二つだとか、アルジェント監督が激怒してるとか、逆にタランティーノが絶賛してるとか聞いて、がぜん興味が湧いた。とにかく何か新しいものが観れるのじゃないかと。

鑑賞して…そうだな、期待していた何か新しいものが観れて満足。もちろん、観てよく分からないところがあり、「ヘレディタリー/継承」同様、再鑑賞したい作品である。最初、人間関係をつかむのに苦労。最初にクレンペラー博士を訪れたのは誰?(パトリシア)とか、田舎みたいなとこに寝てる女の人は誰?(スージーの母親?)とか。しかも、登場人物が嘘までつくから始末が悪い(ミセス・ブランって誰?と思っている時に、本人でない人間が「私がブランです」と宣言)。

物語の主要な部分であるダンス(ノイエ・タンツ)については、非情によかった。ここだけでも何度も鑑賞したい。

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