ヘレディタリー/継承

例によってネタバレ注意。

1度鑑賞したが、どうも不明な点が多く、もう一度観てみたい気もする。だからこの感想は仮のものととらえてください。

この作品、途中までは文句なしに怖い。何が怖いのかというと、母親。こいつの実の息子に対するむきだしの憎悪や、狂気がなんとも…その狂気がゆえに、「信頼できない語り手」と化し、彼女が目撃している映像も、「これ本当に起きてんの?」と疑ってしまう。しかし現実であっても虚構であっても、むしろそれが着地しない不安定さゆえにか、怖い。

一方、結末はちょっと日本人には、「えーあーそうですか」という若干の脱力感を誘う。

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