ブラック・ウィドウ

待ちこがれたタイトルだが、公開すぐに時間がとれず、土曜の最終回に109シネマズ川崎で、IMAX2Dで鑑賞。109の日だからか土曜の最終回だからか、入場もフードの列も大混雑で、席もほぼ満席。ちょっと本来なら避けたいシチュエーションだが、緊急事態宣言が発令ということもあり、この機会を逃がすと次いつ見られるか分からんということでしぶしぶ。がやっぱり見てよかった。結論からいうと、今年になってからはじめて2回観たいと思った作品です。久々のMCU作品ということで、期待値は元々高かったが、ストーリー、役者、演出、アクションすべてで期待を上回った。

では、ネタバレしつつ感想を。

実は、オープニングのMARVELのムービーでナターシャが映った瞬間もう泣きそうに。映画関係ないやんけ。待ってましたというのもあるが、やはりエンドゲームにおいてご本人がもうお亡くなりにというのを引きずってる。ナターシャというかスカジョ様好きなんす。そんな死んだキャラの映画をどう作るのかというのが注目だったが、舞台はいきなり1995年のオハイオから始まる。ヘ?オハイオ?ロシアじゃなくて?このナターシャ・ロマノフというキャラはソ連生まれで、冷戦で活躍したんじゃなかったか?オハイオにいた理由はすぐに分かることになる。なんとスパイとして潜入していたんだと。え、もう冷戦集結してるよね?しかも逃げこむ先がキューバってなんで?と、やや苦しい面もあるが、そこはキャラクターの年齢がおかしなことになるので目をつぶろう。そのオハイオでスパイが仮面家族を演じていた訳である。姉のナターシャはそれを認識しているので、それが明かされた後で、ああ、それでナターシャは妹と対照的にあんな冷めた態度なのかと、この辺は演出としてうまい。

時は経ち、21年後。舞台としては、シビルウォーの後くらいということらしい。つまりナターシャはスティーブ側に立ったため、追われる身になっていると。こいつら、追跡能力が半端ない。なんでここまで?ってとこまで追ってくる。この辺あまり説明ないんだけど。でブダペストで妹と再会。でいきなり格闘。この辺はネタバレしてたけど。ただこの格闘が結構キツいやつ。WWEのキャットファイトみたいんじゃなく、ゴジラvsコングレベルの本気度。いいね。でこの妹エレーナちゃん、を、あの演技派で売り出し中のフローレンス・ピューが演じている。私がたまたま観たのは、「マイストーリーわたしの若草物語」「ミッドサマー」だが、そのどちらともまったく違う演技。今回は特にロシア訛りがきつい。いやーフローレンス半端ないって。

この辺でちょっとギャグがとびだす。エレーナが、「スーパーヒーローってかっこつけてこんなポーズするのがキモい」とやってみせるのが、デッドプールでもネタにしていた「スーパーヒーロー着地(Superhero Langing)」。このオリジンは、(確かマクガイヤーゼミで言ってたんだと記憶)「攻殻機動隊 Ghost In The Shell」の草薙素子らしい。押井監督半端ないって。それはともかくこのネタは結構な笑いをとっていた。しかもこの後もこのネタはひっぱられ、そのたびに笑いをとっていた。すげえ。

更にこの後、収監されている「父」のアレクセイを救出。こいつ実はスーパーヒーローだったんだな。しかし今はめっきり太ってしまい昔のコスチュームが着られない。こういうのもネタにしちゃうのがなかなか。

あとは、クライマックスに向かっちく訳だが、「疑似家族」が本当の家族になる過程をアクションに混ぜて進めるあたり、この辺もなかなか。ディズニーだから人死なないと思いきや、最低限は死んでる。まあそりゃそうか。

で、エンドロールの後、みんな席立たないねー。ほかの映画だとほいほい立っちゃうと思うんだけど。最後に何かあるMCUしぐさをわかってるね。で、エンドはもうエンドゲーム後で、エレーナがナターシャの墓を訪れるシーンになる訳だが…そういえば、ブダペストでのホークアイとの絡みって、今回もっとやるかと思いきや、ナターシャの口から語られただけだったね。まあ今回ホークアイは写真のみ出演ということでやむをえないのかな。で今後エレーナとホークアイの絡みあるんかな?と期待させる今後。

あー面白かった。もう一回は見たいな。

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