レミニセンス

この映画の感想はこの映画だけでなく、ウエストワールドのネタバレもちょっと含むかも。

reminiscenceとは、「回想」という意味らしい。人を機械にかけ眠らせると、その回想を可視化できるという設定で、主人公が偶然出会ったファムファタールにのめりこんで…という話。この映画は監督(リサ・ジョイ)、プロデューサー(ジョナサン・ノーラン)、音楽(ラミン・ジャワディ)、キャストの一部(サンディ・ニュートンやもう一人売春婦役の人)がウエストワールドとかぶっており、ウエストワールド座組みといえそう。ウエストワールドはシーズン1しか観てないが、叙述トリックに最後の最後でやられ強烈な印象の作品であるから、こちらとしては大いに期待した。

まず、舞台設定が、戦争と海面上昇後の世界で、ビルが水没した絵。こういうの好きだね。ビル間をボートで移動したりして。だったり、先のレミニセンスさせる機械とかも、なんかノーラン(クリストファー)のインセプションや12モンキーズみたいだし、どこまでが現実か?のような複雑なことしてくれたり、それこそウエストワールドみたいに騙してくれるのか?と勝手に盛り上ったりして。が、そっちの方はそこまで複雑化しなかった。

ストーリーの方は、SF的なところを除けば、よくあるファムファタールがからむノワールもの。これは最後までそう。だから、製作者の意図としてはそうかこっちをやりたかったのね、と思う。

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