スリー・ビルボード

観てまったく予想のつかない展開に驚く。そして、描かれる暴力、そして差別の匂いでなんとなく嫌な感じになる。しかし、差別と暴力と復讐にまみれているうちに、彼らは互いに赦し、赦されるようになる。不思議な映画だ。暴力暴力といってるが、実は随所に笑えるところがある。なので少し救われているところがあるのかも。

主演のフランシス・マクドーマンドは、「ファーゴ」の妊婦の警官役の人。あの時のやわらかい印象とは真逆のキャラクターを演じている。まさにアカデミー主演女優賞ものだ。あと、「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンとしては、ピーター・ディンクレイジが出ているのも嬉しい。これまた、野望に燃えるティリオンとはまったく違う役。

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