シェイプ・オブ・ウォーター

この作品はアカデミー賞発表前になんとか時間を作って鑑賞して、スリー・ビルボードと争っていた作品賞予想をここに書こうと思っていたのだが、すっかり機を逸した。私はシェイプ・オブ・ウォーターに軍配を挙げた訳だが、今となっては後出しじゃんけんでしかない。
私がシェイプ・オブ・ウォーターを作品賞に挙げる理由は美しい絵と音楽のマッチング。そして、「好きになれる作品」ということ。
話については、スリー・ビルボードのような意外性はない。ラストにしても、どこかである話とも言える。下敷きになっているのは「人魚姫」だろうし、全体としては「E.T.」に近いと思った。、悪役がなんかもっさりしているので少々いらいらするが、そんなのは些細な要素にすぎない。

この話に関連して、先日町山智浩さんの映画塾を聴きに行った時に衝撃の事実が発覚した。(この先デタバレ注意)
映画塾のネタは「ラ・ラ・ランド」「ムーンライト」だったのだが、最後にアカデミー賞関連の質問コーナーがあって、質問者が「イライザの首の傷みたいなのは結局なんだったのか」と訊いたら、町山さんが「それは○○だからだよ!」ガーン!そうだったのか。私も、質問者と同じく、最後○○がでてきたのは、半魚人の力のせいと思っていた。イライザが口がきけないこととか、すべてつなぎあわせればわかるはずなのに…

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