デッドプール2

デッドプール2、IMAX2Dで鑑賞。今回もネタバレ満載です。
前作は、メタなセリフとアクションで楽しめたが、今回はメタ台詞もあるにはある。がそっちはむしろ、「アイ、トーニャ」にまかせてもよくて、山盛りに盛り込まれたパロディ、風刺ネタがよかった。今回はタイムマシンがガジェットとして出てくるのだが、最初は制約を設けてあえてやりすぎないようにしている。ヒロインは序盤でいきなり殺されてしまうが、失った家族をとりもどすという敵(ケーブル)のかかえる問題は、そのままデップーの抱える問題にもなる。が、それはタイムマシンで安易な解決にすることなく、あるべき形に落ちついている。(タイムマシンは行きと帰りで1回しか使えないし、クライマックスで使いきってしまいケーブルは家族のもとに戻れなくなる)

と、こんな形で終わったら普通の映画になってしまうので、エンドロールでは、タイムマシンが修理されてしまい、デップーはさっそく恋人を救いに時間をさかのぼってしまう。それだけではなく、過去の「ウルヴァリン」でのしょうもない登場をしたデップー(自分自身)を殺してないことにしたり、「グリーンランタン」の主演をひきうけようとしたライアン・レイノルズ(自分自身!)を殺したりと、1回完結のギャグマンガのような、次でリセットされそうな暴走。これが楽しかった。次作ではどこまでがリセットされるのやら。結局この流れで恋人は生き返りそう?

それにしても、初日に行ったのだが、ウルヴァリンやグリーンランタンのくだりで爆笑が起きていた。なかなか濃い観客揃いなので感心した。

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