シャン・チー テン・リングスの伝説

マーヴェル映画です。が、食指が動かなかったのは、巷間で言われているところのルッキズム。すなわち主人公に華がない。という理由だったことは認めざるを得ない。そして鑑賞後は、はげしく後悔している。全面的にわしが悪かった。そして期待度ゼロの分、普通に面白くてもその落差のおかげで大いに楽しめた。そこは感謝する?するのか?よく分からないが。

食指が動かなかったのは、マーヴェル側の、ブラックパンサーでアフリカ系を主人公にした次はアジア系だ!ついでに中国市場もこれでバッチリ!という意図が透けて見えちゃうというか、そういう狙い先行で来ちゃうとやっぱ引くじゃん?てか、中国では上映禁止になったらしいんで後者は外れたようだけど。でも結局、そんなこととは関係なく面白いのです。残念ながら。

まずは、華がないと言われた登場人物たち、実際に動いてみたらすごくキャラが活きてましたごめんなさい。今は無職で駐車場係やってるボンボンならあの俳優さんではまりだし、妹もいい。なんといっても友人のケイティ役のオークワフィナさん、この方の出演作ははじめてですが、いいですね!

また、キャラクターだけでなく、しっかりカンフーしているのもいい。私はそこまでカンフ映画好きではないけど、足場ファイトを観るとジャッキーを思い出し、足の回転は太極拳。ぐらいでも十分楽しめる。

あと、字幕版で観てたけど、ドラゴンのところで「あ、シェンロン言ってる」ってのが何箇所かあって、特に笑いどこではないのにうけてしまった。シェンロンといえば我々の世代では勿論、ドラゴンボールとなる訳で、と思っていたら最後にかめはめ波までとびだした。

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