アンナチュラル

伊集院光さんが、「今さらあまちゃん鑑賞」してるのに触発された訳でもないですが、その伊集院さんが以前ラジオではまっていた本作がこの年末年始で全話放送されていたので、録画してイッキ見した。結果、大正解。めっちゃ語りたいんですが、伊集院さんみたくウラシマ状態な訳です。仕方がないので、ここに書いていく訳ですが。

まずこれ、設定の勝利。ありきたりの刑事でもなく、科捜研でもなく、主人公まさかの法医学者。この視点が新しくてよかった。法医学者が犯罪捜査に積極的に関与するなんてあんまりないじゃないですか。それを、UBIという架空の組織を設定することでうまく解決。

あとは配役ですね。石原さとみ・市川実日子のコンビだとどうしても「シン・ゴジラ(2016年)」を連想してしまいますが、こっちのドラマの方が後(2018年)に作られているので、市川さんのキャスティングはこれ影響あったな、と邪推するものです。みんな大好き尾頭さんとはまた違う演技ですが、当たりです。

しかしなんといっても白眉は、私の一推し俳優、窪田くんでしょう。これは異論を待たないと思います。てか、一推しなのに見てなかったんかいと言われそうですが。この私が認めますが、窪田くん史上でも最高です。というかなんで自分以外の人でこんな窪田ファンいるのか理解できなかったけど、これのせいだ絶対。間違いない。窪田くんはコメディもこなすけど、本作の繊細なキャラの演技がすごくはまってます。だから自分はずっと六郎に感情移入していて、そのせいで最終回は予想された展開にも関わらず号泣。でもこの回の市川さんの演技もいいですよ。

前者の2人に比べると、石原さとみさんの演じる主人公はまったくキャラが立っていない。これは石原さんのせいではなく、逆に普通の人が入りこみやすくするための演出だと思いますが、シン・ゴジラのうさんくさい英語なまりの日本語を話すキャラとは対照的で面白いですね。

で、主題歌がlemonだったのね。このドラマにこの主題歌。最強でしょう。米津玄師のことは別に好きでも嫌いでもなかったけど、これで一気にはまり。まあ、そんなもんだよね。

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